クレジットカードの審査もAIの時代に。スコアリング審査を改めて理解しよう

カードローンやクレジットカードの審査落ちの連絡がが早く来ると、がっかりな気持ちと共に「何故こんなに早く?」と感じると思います。
審査をパスするにはまずスコアリング評価が重要となります。また、AIを使ったスコアリングもこれから注目でもあります。自分の状態を理解して無駄な申し込みは避けていく事が信用情報を健全に保つためにも必要な行動だと言えるでしょう。

数時間で審査落ちの連絡が来た。何故??

審査にはスコアリングが使用されている

カードローンやクレジットカードの審査では、申込者の延滞情報などの個人信用情報調査も行っていますが、個人信用情報の調査だけで審査しているわけではありません。個人信用情報の他にも、申込者の属性情報を点数化したスコアリングという審査も行っているのです。

スコアリングとは、申込者の属性に点数をつけて評価していくものです。スコアリングの合計が、カード会社の定める基準を上回れば良いのですが、下回ってしまうと審査を通りづらくなります。点数化する属性情報には、例えば、居住年数や居住形態、年収、他社の借入などが挙げられます。居住年数で言えば、その地に長く住んでいる人ほど生活が安定している確率が高くなるため、点数が高くなります。居住形態は、アパートに住んでいるよりも、持ち家の方が評価できる資産が多いと判断し、点数を高くするのです。このように、属性情報により、スコアが決まってくるのです。
スコアリングにおける点数の付け方は、カード会社ごとに異なります。カード会社ごとに、どの属性を重視し、どんな属性に対して点数を付けるかが異なるのです。そのため、居住年数が何年以上、年収が何万円以上だからと言って、スコアリング審査を必ず通るというわけでもありません。

申込から短時間で審査に落ちた場合、属性情報によって審査を行うスコアリングの審査に通らなかった可能性が高いと言えます。

業界によって異なる審査難易度

カード会社は、業界によって審査難易度が異なります。審査に通りやすい業界と通りにくい業界があるのです。審査難易度が異なる理由は、業界によって顧客層が異なるため、顧客層に応じた審査を行っているからです。そこで、カード業界の動向について説明します。

カード業界を区分けすると、銀行系 交通系 信販系 流通系 と区分されます。

銀行系 三井住友VISAカードやJCBを代表とする、銀行もしくは銀行と提携している会社が発行しているカード
交通系 JALやANAなど、航空会社や鉄道会社などが運営するカード会社が発行しているカード
信販系 楽天、オリコなどの信販会社が運営するカード会社が発行しているカード
流通系 イオンやエポスなど、デパート、スーパー、コンビニなどが運営するカード会社が発行しているカード

カード業界の中で審査基準の厳しい順に見ると、

銀行系 > 交通系 > 信販系 ・ 流通系

となります。「銀行系」カードが最も審査に厳しく、「信販系」「流通系」が比較的審査に通りやすいと言えるでしょう。これらの情報を参考にし、自身の信用情報をもとにカード会社を選んでみましょう。

審査に落ちてしまったときの対処方法

カードの審査に落ちてしまってもあきらめることはありません。審査に落ちてしまった場合の対応方法について説明します。

審査に落ちてしまったけど、そのカード会社のカードがどうしても必要な場合は、6か月以上経過してから再度申し込みを行うようにしましょう。カード会社の申し込み履歴は、6か月間残る仕組みになっています。そのため、審査に落ちてから6か月以内に再度申し込みをしても、自動で落ちてしまうことになります。もし、そのカード会社のカードを作る必要があるのであれば、申し込み履歴が削除される6か月以上経過してから再度申し込みを行うようにしましょう。

そのカード会社へのこだわりがないのであれば、他社のカードへ申し込みを行うことをおすすめします。カード会社ごとに審査基準が異なっています。そのため、1社に落ちたとしても、他社の審査に通る可能性もあります。審査に落ちたからといってあきらめず、他社へ申し込んでみましょう。

スコアリングは、何をどの様に評価しているのか

スコアリングについて、もう少し詳しく説明します。

スコアリングでは、下記の3つの観点で審査基準としています。

  • Capacity(返済力・資力)
  • Character(性格)
  • Capital(資産や財産)
Capacity(返済力・資力) カード申込者の年齢、職業、勤務先の規模、勤続年数、年収、借入額などを審査している
Character(性格) カード申込者が返済日に滞りなく返済してくれるかどうかを判断する審査項目です。過去の支払い実績、返済履歴を確認して審査している
Capital(資産や財産) カード申込者が所有している資産状況を審査する項目です。住宅や車など、カード申込者の資産状況を確認し、担保として抑えることが出来るかどうかを審査している

 

スコアリングの役割

カード申込では、スコアリングによる審査も行っていますが、スコアリングはあくまでも審査基準の一部にすぎません。スコアリングは、申し込み用紙に記入された情報が正確かどうかなどを確認する役割も担っていますが、もっと重要な審査基準もあるのです。過去の延滞状況などの個人信用情報の方が、スコアリングよりも審査基準として重視されるようになっています。

個人信用情報は、過去に返済が滞っていると登録される情報です。1回や2回の延滞で登録されることはなく、3回以上続けて延滞したような長期の延滞の際に登録されます。個人信用情報に登録されると、いわゆる「ブラックリスト」となり、金融機関間で氏名等の情報が共有されるようになり、カード申込時の審査が通りにくくなります。

クレジットヒストリーの役割

クレジットカードの支払い実績は、クレジットヒストリーと呼ばれています。クレジットヒストリーは「クレヒス」と略されることもあります。クレジットカードの支払いなどの実績が、カード会社間で共有されているのです。

クレジットヒストリーは、スコアリングの中でも重視されている項目と言われています。そのため、クレジットカードを持っている人は、クレジットカードを利用して遅延なく支払いを行うことが出来ていれば、クレジットヒストリーのスコアを高めることにつなげられます。クレジットカードの支払いを遅延なく行うことが出来ていれば、2枚目以降のクレジットカードを作成する際、有利に働くと言えるでしょう。

これからはAIを使ってスコアリングする時代

これまでカード申込におけるスコアリング審査について説明してきました。昨今、AI(人口知能)を活用して、分析業務などを効率化する動きが見られますが、カードのスコアリング審査においても同様にAIが活用されてきています。

J Score は、インターネット上で個人の属性情報を入力し、AIで分析して属性情報をスコア化してくれるサービスです。当サービスは、ネット上でアカウントを作成し利用できます。属性情報を入力するだけでなく、みずほ銀行やソフトバンクの携帯を利用している場合は、その情報を連携することも出来ます。スコア化した情報をもとに、個人に合わせたローン商品の提案をしてもらうことも出来ます。提案されたローン商品は、ネット上から申し込みを行うことも出来ます。当サービスは、自身の属性情報がスコアとして見えるだけでなく、スマホからでも利用できるので、非常に便利なサービスです。

上記のサービスのように、ネット上から属性を入力するだけで個人のスコアが可視化されるサービスがAIによって可能になってきています。AIは、スコアを可視化するだけでなく、適正なローン商品の提案も行ってくれます。これまで金融機関ごとにローン商品を見比べないといけなかった手間を省いてくれるのです。AIの活用によって、カード会社側の作業が効率化されるだけでなく、申込者側にとっても自身の状況が見えるようになり、どのようなカードが適正なのか分かりやすくなるのです。

 

スコアリングを中心にカード申込の審査について説明しました。カード会社は、スコアリングによって申込者の属性情報を分析しています。そして、クレジットカードの支払い履歴も参考にしています。カード申込の審査に通りやすくするためには、属性情報を高められるようにすることも方法の一つとして考えられるでしょう。また、ネット上のサービスを利用し自身の属性をスコア化して、どのような状況なのかを確認してみても良いでしょう。